プロトタイプをプレゼンテーションするときは、機能が実装されていることよりもバグが**絶対に**出ないことの方が重要である

その理由は、プレゼン中のアプリケーションにバグが1回でも現れると、顧客が考えるシナリオがそのアプリケーションを使って思い通りに達成されるイメージが崩れ、余程のことが無い限り、その顧客には同じアプリケーションを再度試用するモチベーションが発生しないためである。

Webアプリケーションでの話。

僕は、まず「動く機能」ができればプレゼンするプロトタイプに組み込みたくなってしまうのだが、 あらゆるテストケースをクリアした機能以外は決して入れてはいけない。例えプロトタイプであっても。

テストの時間が無くかつプレゼンする時に限るのであれば、動く機能を実装するよりも、 プレゼン用の入力以外は受け付けないように実装している方がまだマシである。

機能が実装されていない間は、その機能は顧客の頭の中で彼にとって最も良い動きをするのだ。